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遺族外来

 私事にわたりますが、私の母は神戸生まれで昭和16年から20年までの5年間に神戸空襲によって二度住家が火災にあいました。生前の母はときおり、思い出したように「自分の家が燃えることほど悲しいことはない」と言っておりました。
それを聞いて私自身は特別の思いは持ちませんでしたが、今も時々、その言葉を思い出します。
 そんな母を亡くしたとき、母を亡くすほど悲しいことはないとしみじみ思いました。
さらに時が過ぎて、父を亡くしたとき、両親を亡くすほど悲しいことはないと思いました。

親と子。同時に亡くなることは事故や災害を除いてはありません。どちらかが先に死亡し、他方が残される運命にあります。
親と子。夫と妻、兄弟姉妹、親友同士。一方が死去し、他方が残される運命にあります。
先立つ人と残される人。避けることのできない宿命と言えます。

残される人が再び自分の人生を生きようと歩みだせるようにとの願いから遺族外来を設けることにしました。
診察の申込みのときに、遺族外来を希望と伝えてください。

参考になる本

『遺族外来』
大西秀樹著 河出書房新社 1,600円
『大切な人を亡くしたあなたに』
ジュリア・サミュエル著 満園真木訳 辰巳出版 1,400円
『家族を亡くしたあなたに』
キャサリン・M・サンダーズ 白根美保子訳 ちくま文庫 900円
『愛する人の死、そして癒されるまで』
相川充著 大和出版 絶版
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