社交不安障害

社交不安障害

人は成長するにつれてより大きな集団の中へと入っていきます。最初は家族中心から始まり、やがて保育園や幼稚園をへて、小学校・中学校と続く義務教育へと進んでいきます。そのたびに以前よりも大きな集団へと移っていくことになります。

家族中心の生活のときからすでに社会恐怖の芽を育ち始めるのです。
小学校から先の集団生活の中ではどうしても他人と自分の比較を避けられません。自他を比較しながら優劣の感情や失敗を恐れる気持ちをいだくようになります。

このように集団生活、いいかえれば社会生活は緊張を強いられるのですけれども、集団生活の中にいることで得られる安心感や競争心や向上心もまた不可欠なものと言えます。

集団生活はつらくもあり、また楽しくもありと言えましょう。

心のバランスを保ち、つらいことに耐え、楽しいことを楽しいと感じるのが適応した社会人なのですが、社会恐怖の方向へと傾きすぎると、つらいと感じることの方が多くなります。人前で失敗する自分を許すことができないことは苦しいことです。その結果、失敗の可能性のある行動や場面を知らず知らず避けることになりがちです。

しかし考えてみれば、どんな人にも社会恐怖の感情があります。だからと言って避けてばかりいないで、立ち向かう、恥をかく自分を愛することができるようになることが、まさに人生の試練に耐えることが、修行としての人生なのではないでしょうか?

苦手な場面を避けるように生活していくのは一つの対処法ですけれども、時間がたってから後悔する人が多いのです。なんであのときもっと自分を押し出せなかったのだろうと。

社会恐怖とは対人恐怖、あがり症、赤面恐怖、視線恐怖などを含んだ病名です。

人口の約8%と考えられています。家族や親しい人とは平気で話ができますが、人前では極度の緊張や不安を感じ、そういう場面を回避するようになります。ベースにあるのは、恥をかいたらどうしよう、失敗したらどうしよう、変な人だと思われたらどうしようといった心配が大きすぎるために、不安・緊張とともに、動悸、発汗、ふるえ、赤面などの身体症状が現れることになります。

治療

時間をかけて経験を積むことが根本的な解決になります。しかしいずれよくなるというだけの時間を待てないことが起きるのがこれまた人生です。
そのようなときには、医師の下に訪れ、助言と薬物を利用するのが近道でしょう。

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