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そううつ病

誰にも気分の良いとき、悪いときがあります。そううつ病の場合には、気分のいい悪いの幅が広がる傾向があります。気分のよいときには、「自分はすごい有能だ」「自分にはなんでもできる」と感じ、大胆な行動もためらうことなくとります。消費もはでになり、一晩で月給全部をつかったりします。反対にうつ気分になったときには、ふさぎこみ、仕事や学校を休み、身なりもかまわなくなります。自分はだめだと思いこみ、将来を悲観的に考える傾向がでてきます。

社会的に活躍する人も多くいます。

ただ病気かどうかは程度問題ともいえます。社会生活に適応しにくいときにはやはり診察を受け、治療をうけるほうがよいでしょう。

治療法は、薬物療法が中心になります。また自分で自分の精神状態に気づくようにカウンセリングがすすめられることもあります。独断的に行動することをなるべく避けて、周囲と調和した考え方を持つことが役立ちます。社会的な逸脱を避けて、持ち前のエネルギッシュな行動を生かして人生を築くべきです。

薬物療法は、伝統的なリチウム、抗てんかん薬、非定型精神病薬が主に用いられます。
残念なことに現状ではこれをのめば完治するといった薬物はまだ開発されていません。将来の発明を期待しましょう。

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