あがり症

あがり症

人前で何かをするとき、多かれ少なかれ、どんな人でもあがるものです。
たとえば茶道のお点前を考えてみましょう。

他人の視線を感じながら、一定の所作をするのは大変困難です。だからこそ、上手になるために長い間、修練を積むのだとも言えます。他人の視線を浴びながら行なう活動で普通に多くの人が経験するのは、人前でするスピーチでしょう。学校ならクラスメートを前にして研究発表をする、社会人なら会社などで上司や同僚の前で報告をするなど、社会生活を送る上で、スピーチはついて回ります。人前で話すことに何の困難も感じない人もいるのですが、大半の人にとっては確かにいやなものです。あがって当然とも言えます。

ただそのあがり方の程度が問題になります。

声がうわずる、何を話すのか忘れてしまう、途中でつまってしまい前へ進めなくなる、動悸がする、いくら場数を踏んでも上達しない、準備をしてもやはりうまくしゃべらないなどの場合には、やはりあがり症と言うべきでしょう。しかもあがり症が当人にとって苦しいことが、他人には理解されないことがいっそう苦痛をかきたてるといえます。

またそのことにより本来の実力や人間性のすぐれた面が隠れてしまうのは当人にとってもまた周囲の人にとっても大きな損失になります。希望と言えるのは薬物療法と精神療法で改善する点です。適した薬を定期的にのみ、同時に認知行動療法を受け続けることで、徐々に改善していきます。そうして以前とは見違えるような人になっていきます。先延ばししないで、医療機関を訪れることが大切です。

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